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ウォンバット
野生動物の獰猛さを目の当たりにしたバカップルは、
タスマニアデビルから必死で逃げ出した。
ムシャムシャと人間の肉片を食べてるタスマニアデビルの背後から、
ウォンバットというおとなしい草食動物が現れた。
「タスマニアデビルちゃん、
人間を襲うのはやめなよかわいそうだよ~」
「あらウォンバットくん、
だってあたし誰かを傷つける事でしか喜びを得る事が出来ないんだもん!」
「血を滴らせながら真顔で恐いよ~」
「それはウォンバットくんが草食系男子だからよ、
あたし肉食系女子だから。」
「君のグロテスクトークにはついてけないよ~
僕ウォンバッ子ちゃんとデートの約束してるからまたね。」
「あぁウォンバッ子ちゃんね、本当に良い子よね。」
「えっ!?タスマニアデビルちゃん僕の彼女知ってたの?」
「知ってるもなにも、
ウォンバッ子ちゃんは昨日殺して喰ったばかりなのよ!
ほんと美味しくて良いお肉だったわ~」
「まさにデビル!!!」
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