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フクロオオカミ
「こそこそこそ・・・・・」
「どうしたの?幻の絶滅生物だからって、
犯罪者みたいにコソコソやってるフクロオオカミさん。」
「しっ!具体的な説明しないでタスマニアデビルちゃん、
私の種族残り少ないのに人間どもに見つかったらどうするのよ!」
「あのクソ忌々しい気持ち悪い傲慢毛なし猿どもならさっき来てたわよ。
一緒に連中を襲って皆殺しにして肉食系女子の凶暴さを思い知らせてやりましょう♪」
「貴女私に同情してるんでなく単に暴れたいだけでしょう!?
それに暴力は暴力しか生まないわ。」
「そんな事言って~人間に捕まって監禁され剥製にされた両親の仇取りたくないの?」
「いいえ復讐はよくないわ!憎しみの連鎖は終わらせなきゃ平和は生まれない!」
二匹が重いトークをしてると、
突然密猟者のグループが現れた。
「おっフクロオオカミじゃん!
もう絶滅したと思っていたのにラッキー!!」
「キャ~!捕まるぅ~!
タスマニアデビルちゃん助けてえぇぇ!!」
「えっ何言ってるの?暴力は暴力しか生まないんでしょ?
憎しみの連鎖を終わらせるんでしょ?
平和ってやっぱ大切ね。」
「まさにデビル!!!!!!!」
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