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すると奏は振り返り
「大丈夫、見た目インパクトは充分、先輩いますし」
あ…この子理解してない
「あのね奏。私は中に入れないから意味ないわよ」
その言葉を聞いてかなりショックだったのか、真っ青になっている
「せ…せんばぁ~い中まで来てくださいよぉ~」
「無理だって私登録してないし意味ないわよ」
「そんなぁ~私のスポットライト作戦がぁ~」
と後悔してる内に奏の順番まで来た。
「まぁ~奏可愛さアピールしてきなさい。ほらっ頑張って」
っと無理矢理立たせ会場内に入れる。
そして5分後…やはり落ち込んだ様子の奏が戻ってきた。
奏の頭を撫で『どうする?』と聞いてみる
すると奏が顔をあげ
「最後まで見ていく、結果が知りたい。誰も居なかったらまだチャンスあるし」
と元気を取り戻していた。
そして約2時間後会場の広場には初めより少なく約50名が残っていた。みんな結果が知りたいみたい。奏に聞いてみると面談終わった後『帰って良い』と言われたらしい。
それでも残っているみんなは奏と同じ気持ちなんだろう。
会場関係者も収まりつかない事見通してか、今回の責任者に声をかけ、挨拶するみたい。
暫く待ってると今回のプロデューサーが登場。一気に会場拍手喝采になる。
私はどんな人か気になりただボ~っと眺めていた。
感想は『何か肩書きが先行して考えてなさそう』こんな感じかな。
そして、徐に語り出す
「え~合格者は居ないので皆さん帰ってください」
うわぁ~ストレートだなぁ~もう少し言葉選んだら?そう思いプロデューサーを見ているといきなり目があってしまった。そしてマイクを持ちいきなり
「そこの背が高い子面談してないから来なさい」
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