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入学式。 次は、生徒代表の挨拶だ。 「生徒代表する人ってさ、桜井くんなんだよね?!」 「そうそう、今回の入試で1位だったんだって!凄いよねっ」 そうなんだ。桜井くんってどんな人なんだろ… 仲良くなれるかな? 澪は、後ろのパイプ椅子に座っている女子の会話を聞きながらそう思っていた。 「それでは、生徒代表の挨拶を桜井斗真さん。お願いします。」 「はい。」 「「うわぁぁ…」」 桜井斗真が出てきて、ほとんどの女子がため息をこぼす。 それもそのはず…桜井斗真は、どこぞのモデルかと思う程の顔立ちとスタイルの良さ。 歩いていて、振り向く女はいないと…思う(笑)← 斗真が、マイクの前へ立つ… 「えーと…春も……あぁー…覚えてないんで適当にやらせてもらいます。えぇと、適当に高校生活を過ごそうと思います。」 「さすが、斗真!適当人!(笑)」 会場が笑いにつつまれる。 一方、澪は……
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