第2話『アフリカ大陸制圧作戦』

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「あいつら…大丈夫なのか?」 待機中のグレイブがリリス隊の面々を心配する。 「は、初めての実戦…緊張します」 「オッサン…」 カイトとディアンが各々独り言を呟く。グレイブはそれを聞きながら、他人の心配ばかりしている暇はないと思った。 「やれやれ…こっちはこっちで大変かもしれんな。…中尉!」 「ム…どうした、准尉」 「俺のことはグレイブでいいですよ。あと、カイトのこともカイトって呼びましょう」 「ム…わかった」 「チーム戦ってことは、役割分担したほうがいいんじゃないですかね?」 グレイブが提案する。 「そうだな…。何か案はあるのか?」 「機体の特性とカイトのことを考えたら、カイトは援護を担当させた方がいいんじゃないですかね?」 「准尉!自分なら大丈夫っす!訓練は人一倍やってます!」 カイトが言う。 「いや、初の実戦ってのは1番戦死する確率が高いんだ。今回は空気に慣れるぐらいでいい」 「ム…俺もそう思うぞ」 グレイブとディアンが言う。カイトは素直にそれに従った。 「じゃあ、俺がフォワードをやりますんで隊長はバックスをお願いできますか?」 「了解した。バックアップは任せてくれ」 「頼りにしてますよ」 ディアン隊は、グレイブを中心に早くも団結していった。
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