第2話『アフリカ大陸制圧作戦』

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「護衛目標は作戦区域を横断中。各員は警戒態勢を!…敵部隊を確認しました、西方、及び東方から来ます!」 シャイアが報告する。 「了解。ディアン隊は西方の敵部隊にあたって。私達は東から来る敵を抑えます」 リリスが指示を出す。 「口だけ野郎には負けられねぇからな…先に仕掛けさせてもらうぜ!」 リュングが機体を加速させる。初めて乗ったとは思えないほど柔軟な動きを見せる。 「口だけ野郎…まさか、僕のことを言ってるのか?ならば、それだけじゃないということを見せてやる」 レオンもそれに続いて、機体を飛ばした。それを見たリリスが少し微笑む。リュングとレオンの前に敵…宇宙革命軍のMS『ザクⅢ』と『ドライセン』が現れた。 「先手必勝ぉーっ!」 リュングは、ビームライフルを構えてザクⅢに照準を合わせる。まず一撃放つと、機体を加速させる。ザクⅢがそれをかわすと、すれ違いざまにもう一撃ビームを放った。至近距離での直撃を受けたザクⅢが爆散する。 「派手な戦い方だな。動きが荒らすぎる。もう少しスマートに戦ったらどうだ」 レオンはドライセンをサイトに捉える。一瞬だけ集中して、ビームライフルを放った。ビームはまっすぐ進み、ドライセンを撃ち抜いた。ドライセンが爆炎をあげる。 「ちっ…なかなかやるじゃねぇか」 リュングはレオンの動きを見ながら少しだけ…本当にほんの少しだけ感心した。その時、リリスの駆るネティクスがリュング達に狙いを定めていたザクⅢを撃破した。 「すげぇ…何て腕だよ」 「速い…」 リリスの動きを見たリュング達が言葉を漏らす。 「二人とも隙だらけよ。気を抜かないで」 リリスは二人に声をかけた。一方、ディアン隊は3機が連携して敵を追い詰めていた。 「ム…!」 ディアンの駆るヘビーアームズからミサイルが発射された。ザクⅢはそれをかい潜る。 「そこっ!」 しかし、カイトの駆るエアマスターの射撃によって足を止めてしまった。 「ナイスだ、カイト!てりゃあ!」 その隙をついて、グレイブのMKⅡがビームサーベルでザクⅢを切り裂いた。 「次だ…」 ディアンが敵を捜す。
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