第2話『アフリカ大陸制圧作戦』

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「♪~」 一任務終えたグレイブが口笛を吹きながらアルビオンのブリーフィングルームを横切った。と、ブリーフィングルームの中に人影を見て立ち止まる。 「ん?あれは…」 中ではリリス、レオン、そしてリュングが何やら話していた。グレイブは聞き耳を立てる。中に入ればいいのだが、何となく入りづらい雰囲気だったのだ。 「どうしてあんなことを?」 「…」 リリスの問いにリュングは何も答えない。 「ミデアを守ったまでは…まぁ、許しましょう。本当はそれも許されることじゃないのよ?あなたの行動で実験機が失われるところだったわ」 「じゃあ隊長は補給部隊を見殺しにしろってのか?俺達の任務は補給部隊の護衛だったはずだ」 リュングが静かに言う。 「そうね。でも言ったはずよ?第一の目的はガンダムの実戦テストだって。…でも問題はそこじゃない。何故あんな無茶なことをしたのかってことよ。あなたの無理な突出のせいで、レオン中尉にまで危険が及んだわ」 「ふん…僕はあの程度どうってことはない。だが、貴様のおかげで機体に負担をかけてしまった」 「…」 「何だ?あいつら…さっきの戦いで何かあったのか?」 グレイブはますます話の内容が気になりだした。 「教えて…。あの赤いMSと何か関係があるの?」 「赤いMSだって?!」 グレイブは思わず声を出してしまった。 「誰かいるの?」 リリスが扉に向けて呼びかける。 「やっべ…」 グレイブは静かに部屋に入った。 「すみません、立ち聞きするつもりはなかったんですが…」 「グレイブ…」 グレイブはリュング達に近づいていった。 「リュング…お前、奴にあったのか?」 「准尉…あなたもあのMSを知っているの?…わかったわ。レオン中尉、もういいわよ」 リリスはレオンに下がるようにいった。レオンが部屋を出ていく。
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