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「おっはよーさーんッ!」
学校の2-B教室で1人眠っていた僕は、教室に入ってきた幼馴染みで親友の織生樹に声をかけられ、伏せていた顔を上げて樹を見た。
「お早う樹…」
「どないしたん?めっちゃテンション低いやん」
「少し寝不足なんだよ…」
「少して…アッちゃん授業中いっっっっつも寝とるやんか~!」
「…眠いの」
僕の返事に納得がいかなかったのか、樹が不満そうに表情を歪める。
何か言いたそうだったけれど、僕たちの会話はHRの始まりを告げるチャイムに中断された。
先生が教室に入ってきて、何時ものように話を始める。
(あーあ…眠いなぁ…やっぱり睡眠時間5時間ってのはキツイ…そういえば、今日も仕事だっけ…)
そんな事を考えながら、僕は何時しか深い眠りへと落ちていった。
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