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先に述べたエネミーについても、補足しておこう。
まずエネミーとは何か?
エネミーはこの世界にまだ人類が生まれる以前の太古より存在しており、その頃のエネミーは今のように狂暴ではなく寧ろ穏やかであった。
だが、先に述べたように突如として現れては人類に襲い掛かるエネミーと言うのは、実を言えば人類側の一方的な解釈であり真実は異なる。
エネミーと言う呼称も人類側がかってに付けた呼称で、エネミー側としては積極的に人類を襲っているつもりは無いのだ。
だいたいは人類側がエネミーの縄張りに踏み込んで荒らしたり、エネミーが住んでいる土地が欲しいためにそこの主を討伐や追い出すなどをしたがために、報復されたのを人類側が思い込みで敵対視しているだけなのだ。
勿論、今ではそのような行為をする者はおらず人類を襲うエネミーも一部の好戦的な種だけである。
人類も被害を受けないかぎりは、こちらからエネミーに喧嘩を売るような馬鹿な真似をする事は皆無と言える。
一部の種族ではエネミーを神聖視して崇める者達もいるくらいだ。
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