序章【地球での日常?】

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―― ――― ―――― ―――――― ――世界の何処かにある深く広大な森。 最早、森と言うよりは樹海と呼ぶ方が相応しいこの場所は、滅多に人は立ち入る事がない。 立ち入るとすればそれは余程の物好きか、何か目的のある者だけだろう。 そんな樹海の奥深い場所に、自然では考えられぬ空間がぽっかりと切り開かれていた。 それは、明らかに人の手が入っているのが見て取れる。 その広場には、中央に一軒のログハウスが建てられおり、恐らくはこの場所を切り開いた人物がそこにあった木を使って建てたのであろう事が推測できる。 ――ログハウスの方へ視点を移してみると、煙突から煙りは出ているがログハウスの中には、人の気配が無い。 どうやら、家主は留守のようだ。 だが、考えてみれば今は朝日の差し込む時間・・・つまりは朝。しかも、早朝と言っても過言ではない時間帯である。 はて?そう考えると、このような時間に家主の居ない理由がわからない。 いくら滅多に人の立ち入らない場所と言えども、少々不用心が過ぎるのではないだろうか? 、
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