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「うんっ、出来たらね……行けるか分からないけど……。」
私は言葉を濁した。
「んっ?どうして?……!!やっぱり何でもないよ。」
柚樹乃の言葉に感謝したい気持ちになった。何故なら、それ以上深入りせず、話を聞いてこなかったから。
事を悟ってくれたのかもしれない。
友達には、自分の家の事情を話していない。
母は、居ない事は言ったけど、祖母達にあんな酷い事をされているなんて言いたくもなかったから。
それ以上……心の傷を増やしたくなかったから。
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