マギナ・マキナ

ロング・プロローグ

少し昔の話になる。

エコだの何だの掲げながら浪費をやめなかったご先祖様方は、一度本気で地球を食い潰しかけたらしい。

人間やっぱり自分の身に危機が訪れたときが本気の場面。

そこからはもう政府(笑)の人間と上流階級(笑)の我が身可愛さ全力全開。

それまで蔑ろにされていた科学者達に莫大な資金援助の開始。税金？政治問題？何それおいしいの？って勢い。

動植物の完全なクローニングから素粒子の完全な実用･運用化、その果てに重力制御の成功をたった１００年でやり遂げたそうな。

感覚的には戦国時代から平成に、一気に時代がぶっ飛んだくらい。そしてその立役者がクレバー・Ａ・ハーヴェイその人であり、地球史上最高の頭脳の持ち主だったとか。

そんなこんなで、遥か昔からある自然２に対し、８が人工物ありありの宇宙船地球号RC版が完成した。