予告

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その殺人鬼が現れたら捕まえた方が表彰されるだろ。 まあ現れるわけねーとは思うけどな。」 満利男は紙類とプラスチック類を分別することなくそのまま不燃のごみ箱に流した。 「確かに言えてる。 俺らが通報する前に他の正義感ある奴が通報しちまう可能性だってあるからな。 とりあえずスロって駄目そうなら行ってみっか。」 二人は店を出ていつものパチンコ店へと向かった。 ひそかに何か起きてくれることを期待していた。 知らない誰かが不幸になろうが知ったことではない…、 自分達はただ傍観していればよいと。 そしてニュースになれば話のネタに楽しもうと軽く考えていた…、 この時はまだ。
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