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それが人間の本性なのですから。
「イカレてるな。
正直、鳥肌もんだ。」
だが、これから人殺しをすると宣言しているまりおなる者に自らの心の中が読まれているような複雑な気持ちだった。
「なぁ満利男…、
こんな野郎に好きにさせていいのか?
広場を見てみろよ。
みんな楽しそうにしてるぜ。
あっちの家族なんかまだオムツ取れないような赤ん坊連れて…、
あの人達がこれから殺されるかもしれないんだぜ?
黙って見てるのかよ?」
満利男はまだ携帯を見ている。
「もう遅いんだ。
まりおはきっとどこかでこの広場を見ている。
俺とお前のことも。
奴が観察する者にグラサンをかけるように忠告してきてるのは観察者には手を出さないと言ってるのと同時に、邪魔をしないと約束させているのかもしれない。
どんな手段で人殺しを計画してるのかはわかんねぇけど阻止しようなんて考えたら…、
俺達までやられる可能性があるぞ。
掲示板…、
続きがあるから見てみろ。」
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