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「☆@&#*★」
ルミナスの口から悲鳴になった声がほとばしり出る。
カナタの頭は落ち、そしてコロコロと……
目に涙を浮かべたまま、呆然とするルミナス。
彼女は固まっていた。
そして倒れこんだカナタの体からぷしゅぅ、と煙がたちのぼる。
「ああああ……」
「アナタがキモいことをするからですよ。ルミナス教師」
そう言った美女は光に包まれ、また幼女の姿に。
ルミナスはキッ、と幼女を睨み、
「ああああアナタは何でことをするのですか!? ヒナタさん!」
幼女を指差して絶叫する。
「ちゃんと扉を開けずに空から屋上に侵入するなんて非常識ですよ!?」
「アンタが言うな、アンタが」
憤慨するルミナスを半眼で睨む幼女。
幼女の名前はヒナタ=リンク。
こんなナリをしているがカナタの義姉である。
彼女はある【事情】で幼女の姿をしていた。
しかし力ある武器――神の名前を持つ武器を扱う時、それに相応しい姿に変化する。
そして彼女が用いる【武器】は特殊であった。
「だって仕方ないじゃないですかぁ」
ルミナスは【カナタ】の【頭】を胸に抱き頬を膨らませる。
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