第一章「胎動」

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とあるアパートのとある部屋 帰省のため颯爽は荷物をまとめていた 「え~っと、着替えに財布、携帯電話、ipodに充電器、外出用の充電器…と」 こんなものか、とバッグを閉める 「さて、行くか。」 大家さんに一言伝え、鍵を渡し、駅へと向かう。 懐かしき、故郷に帰ることになった 両親は元気…まぁさっきの電話の声を聞く限り大丈夫だろう。 切符売場にて切符を買い、改札へと向かう 改札を通った後にすぐ、見覚えのある顔がそわそわしている 「怪しいな…」 しかし誰だろうか?会ったことはないはず 地味なスーツ、地味なバッグ、地味な髪型に地味な靴… しかし異様な存在感を発していた 気になると夜も眠れない。 そんな厄介な性分のため、選んだ行動は一つ 「尾けるか…」
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