第一章「胎動」

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食べ終わった弁当をゴミ箱に捨て、駅のホームへと向かう颯爽 「さぁて…いるかな?」 見回したが、さっきの二人はいなかった。 ちっ、と舌打ちをし、時計に目をやる 6:59分…そろそろか 独特のメロディーが流れ、次にアナウンスが流れる 『〇番線に列車が参ります。黄色い線の内側までお下がりください…』 そして電車に乗り込み、席を探す するとドアに近い席がひとつ空いている (おっ…ラッキー) 空いた席に座り、バッグからipodを取り出す…が、颯爽はある致命的なミスに気づいた 「しまったイヤホン忘れた…」
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