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9 戦士の休息~アルケイン編~
さて、日々スリル感たつぷりなインタビューをしている俺。今日はアルケイン将軍を直撃してみようと思う。
とにかく、ここは広い。
何回来ても迷いそうだ…。
そんなこんなで、ようやくアルケイン将軍の部屋の前に着いた。
作「ふぅ、やっと着いた…。」
コンコンっとノックする。
ア「おや、誰でしょうか?」
作「ネクロス新聞社の記者です。」
ア「どうぞ、入ってください♪」
機嫌が良いのか、明るい感じの声がした。
そして部屋の中へ。
……暗い……何はともあれ、暗い…。
ア「こんにちは♪ どうですか、ワインでも?」
アルケインがワインを差し出してきた。
作「ありがとうございます、では一杯いただきます。」
ワインは嫌いな方ではなかったので、一杯飲んでみる事にした。
作「………これは…?! 美味しいですね♪」
そんな俺の反応に更に気をよくしたアルケインがワインを勧めてくる。
失礼になってしまうかと思い、二杯目を飲む事にした。
作「おっと、そうだ。 アルケイン将軍、現在、アザルト連邦との戦争中ですが、どーいった感じでしょうか?」
俺がそう聞くと、ワインを飲むのを止めて、少し考え事をしているかと思っていたら
ア「えぇ、所詮は寄せ集めの軍ですからね、私達にしてみれば、ウォーミングアップみたいな感じですね♪
だから、ついワインばかり飲んでしまって、戦況を忘れてしまった事もありましたね。」
余裕の笑みを浮かべたアルケイン。
気になってるのは先程からワインを継ぎ足す回数が増えている。
作「成程、では、負けとゆー事は、まず有り得ないと、ゆー事なんですね。」
ア「負ける? 私達が? ふふっ、有り得ませんよ♪ 私達には取って置きがありますから♪」
取って置き…何なんだろうか…?
いや、聞いても今は教えてはくれまい。
作「ありがとうございました。 ただ、ワインの量、気をつけて下さいね。 失礼しました。」
ア「いえいえ、またいつでもワインを飲みに来て下さいね♪」
頭を下げ、部屋を出る。
後日、アルケインが、F将軍とM将軍から、ボコボコにされたのは、風の便りで聞いた。
9 戦士の休息~アルケイン編~ 終
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