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作「おや、お二人共、気合い入ってるね(笑)」
陛下とアルケインの格好を真似ているみたいで、思わず本音が出てしまった。
その言葉を聞いた二人は、ニヤニヤしながら、勿論♪と言い、舞台に向かって歩いて行った。
で、俺はダンスを踊れない。
だからこそ、普段、滅多に見れない光景を焼き付けておく事にする。
辺りをキョロキョロしながら広間に行くと、後ろから肩を叩かれた。
作「はい、誰ですか…って、へ、陛下?!(汗)」
白ワインの入ったグラスを片手に、スーツを着た陛下が後ろに立っていた。
ネ「グレイスよ、お前も今夜位は仕事を忘れ、楽しもうではないか♪」
と、かなりご機嫌な陛下が話す。
作「そうですね、しかしダンスが踊れないので、ワインだけでも、いただきます♪」
おい、と陛下が近くにいた女性(ケイ)を呼び、赤ワインのグラスを手に取った。
ネ「そら、グレイスよ、余が選んだワインだ。
これでも飲んで楽しんでくるがいい。」
陛下はワイングラスを俺に渡すとルナとケイを連れ、舞台へと消えて行った。
二人共、すっごく満面の笑みだったなぁ……。
おっと、次は…どこかに誰かいないかなぁ………っと、いた♪
舞台の近くにあるミニバーで何か飲んでるフェルトにメリーメリーがいた。
俺は、近くにいたシーとピコ、ハジメをと合流し、バーへと向かう。
作「白ワインを、もう一杯くれないか。」
俺が、コトンとグラスをテーブルに置くと二人の将軍は、こちらに気付いたのか
メ「あら、あなた今日も仕事で?」
フ「…な、お前いつの間に?!」
作「えぇ、招待状貰ったんですけど、ダンス踊れないので、写真撮ったりしながらワイン飲んで、楽しませてもらってますよ♪」
と、同時に耳元で、友人らが、二人を見て可愛いだのなんだのと呟いていた。
聞こえていないのが、せめてもの救いだな。
メ「あなたも大変ねぇ、そうだ! フェルトが着てるドレス、あなた、どう思う?」
ニヤニヤしながら、メリーメリーが聞いてくる。
どうしようか、つか下手な答だと消されかねないフラグが立ちっぱなしである。
本音→可愛い、が言えばダイコクの二の舞だ。
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