12. フェルト様と

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確かフェルトを庇って、一撃を魔物に与えて気を失ったのまでは覚えている。 で、なぜここにいるのか? ピコ「フェルト将軍、なぜ自分はここに?」 当然な質問だった。 フ「馬鹿が、お前が気を失って倒れたから、面倒見てやったんだろうが…!」 あ、そういう事か。 ピコ「……あ、ありがとうございました!! もう大丈夫ですので持ち場に戻ります!!」 慌ててベッドから立ち上がり、入口に向かう。 フ「待て、お前…寝言で何か言ってたのを覚えていないのか?…」 ピコ「はっ、何か変な事言ってたのでしょうか?(汗)」 …まさかな、フェルト様可愛いなんて言ってない……のを祈ろう。 フ「ふん、覚えていないのなら、さっさと仕事に戻れ!!」 そう言われて急いで部屋を出て持ち場に戻った。 フ「…ふん、俺が可愛いだと……?///」 照れを隠す様に首を横に振り、研究に戻った。 一方、ピコも持ち場で ピコ「俺は何を言ったのだろう……?」 ぼんやり夜空を見上げながら考えていた。 と、ここまでが俺がピコから聞いた話だ。 フェルト様に可愛いと言うとは……知らぬが仏とは、まさにこの事だ。 また、他の仲間達の体験談を書こうと思う。 取りあえず、今回の話はここまで。
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