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ネ「すまんな、夜遅くに。」
なんと、ネフィリム陛下が自室を訪ねてきたのだった。
レイラ「……へ、陛下?!……」
予想外の訪問者に呆然とするレイラ。
ネ「ふっ、昼の礼をしに来たまでだ。」
手に持ったワインを見せ、グラスを二つ持っていた。
赤面し硬直したレイラ。
レイラ「は、はい! 少し汚れてますが///」
陛下を中に招き、テーブルに座った。
ネ「さて、レイラと言ったな。 その若さで余の国で働いている事、立派である。」
陛下がグラスにワインを注ぎながら言う。
レイラは、緊張で何も言えない。
ネ「…ふむ、緊張しているのか…? ほら、こうすれば緊張も、ほぐれよう。」
陛下は、そう言うとレイラの肩に手をやり、自分の方へ抱き寄せる。
完全に恥ずかしさと緊張で、茹でだこ状態になったレイラ。
そんなレイラの状態を見て微笑を浮かべる陛下。
ネ「おっと、確かまだ20歳未満なんだったな…
お前の様な可愛らしい女性を余の妻に娶りたいものだ…」
その言葉でノックアウトされたレイラは、テーブルに、へたりこむ。
ネ「ふむ、余も明日が早いから、今日の所は帰るとしよう。
では、なレイラよ。」
陛下にベッドまで運んでもらったレイラは、そのまま夢の中に入ってしまったようだ。
バタンと戸が閉まり、夜は更けて行く。
と、ここまでが俺が聞いた話だ。
皆、どうだったかい、えっ、ふむふむ…そっちは未成年だから、法律上駄目だったのさ。
また今度、仲間達のストーリーを書いて行くよ。
では、また。
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