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ダ「皆っ!陛下が来て下さったぞ!!」
その声に反応し、反撃に移るネクロス。
ルナ「よぉぉし、寝て回復したし、一気に片付けるわよ~♪」
ありったけの魔力を使い、強力な攻撃で敵を蹴散らす魔導師部隊。
小数ながら奮闘する騎士部隊。
そして、戦いに決着がついたのは明け方だった。
マ「畜生っ!このままでは…! 撤退する、全軍、撤退だ!!」
マサムネの声で、ルスラン兵は撤退を開始する。
ようやく、安全になったソーマ城に陛下が現れた。
ネ「うむ、皆の者、よくぞこの城を守りきった。
よくやった、暫く体を休めるがよい。」
陛下の労いにより、安心して休む事が出来たネクロス兵。
そして、同じ日の昼下がり。
ネ「皆の者、これより撤退したルスランの追撃を決行する!
動ける者は余と共に来い!」
ルナ「陛下の側に……///
よし、絶対に参加しよっと♪」
出発は明日の朝一らしい。
今夜はゆっくりと休もう。
そんな事を思いながらも酒場へ。
ルナ「景気づけに、一杯飲んでおかないと♪」
カクテルを注文し、飲んでいると横に見慣れた男性が座っていた。
確か、どっかで見たことある、しかし誰だろうか…?
そんな事を思いながら飲んでいると
ネ「何だ、さっきから余の顔を、じろじろと見おって」
理性の回線がパンクした。
何で? ここに陛下が?! ………
ルナ「へ、陛下?!」
そんなルナの反応を楽しむ陛下。
ネ「ダイコクから、聞いたぞ、かなりの活躍をしたそうだな。」
陛下が私を褒めてくれ…て…
ふにゃ~と、その場うつ伏せたルナ。
ネ「な、何だ、こいつは…(汗)?」
ハプニングに慌てる陛下。
バーテンダー「先程から、ずっとこの状態でしたよ、陛下。」
バーテンダーに言われ、世話が焼けるといいながら、おんぶして、部屋に運ばれるルナ。
部屋に着き、ベッドに寝かされると
ネ「…全く、大丈夫なのか、こいつは…
まぁ、頑張った褒美をやろう…」
軽くルナの唇を重ねた陛下は、そのまま部屋をでた。
これを知ったのは暫く後の事で、また回線がパンクしたのは秘密だ。
終
では、また会おう…
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