58人が本棚に入れています
本棚に追加
4.メリーメリー将軍
辺りを見渡せば、手術台、医薬品が所狭しと並んでいる。
そんな部屋に一人の女性がいた。
「メリーメリーよ、入るぞ。」
メリーメリーは声のする方を向いた。
「あら、陛下。 どうかされたんですか[?]」
飲みかけの紅茶のティーカップを置き、白衣を着た。
「余が来るのが、そんなに珍しかったか[?]」
微笑を浮かべるネフィリム陛下。
「いいえ、ところで本日は何か用事でも[?]」
「ルスランの先々代の王の墓から、遺体を収容してな、かの憎きルスラン共に、大打撃を食らわせてやりたくてここに来たのだ。」
話を聞いていたメリーメリーは微笑を浮かべながら
「改造…ですね[?]」
と言った。
「さすがは、メリーメリー、余が言いたい事が分かっているようだな。
とにかく、あの遺体を兵器として戦場に投入したい。
出来るだろう[?]」
「ええ、私にかかれば、短期間で作り上げます。」
ネフィリム陛下は、その言葉を聞くと、満足そうな笑みを浮かべながら、去って行った。
「さて、久々の改造だから、腕を振るっちゃおうかな。
難しい所は、フェルトに頼めば良いんだし♪
ふふっ♪」
第4章 メリーメリー将軍 終
最初のコメントを投稿しよう!