夜のお仕事。

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   さて、さてという単語を多用するのは校長先生のようで嫌なのですが、さて。  そんなお仕事をしている私ですが、最近ちょっとした悩み事があるんです……。  このように書くと『お、不幸自慢が始まるぞ』と、ワクワクし始めるドSな方が、一人や二人いるかもしれません。  そんな方々の思い通りになるのも悔しいので、具体的にどんな悩みかは伏せますが――。  このように書くと『逆に気になるじゃないか』と、悶々し始める読者が現れるかも分かりませんので、その姿を想像してニヤニヤしたいと思いますが――。  このように書くと『ドSな変態だ』と思われてしまいそうなので、やっぱり具体的に書こうと思います。 「ふぉっふぉっふぉっ。メリークリスマス!」  そして、このタイミングで主人公を登場させると、『また意味不明な展開で誤魔化すのか』と思われるかと思われますが、その通り。  夜勤のせいでちょっと具合悪いなんて書いても、『フヒヒ、良い気味だぜ』と、言われてしまうのがオチでしょうから。 「メリークリスマス!」  サンタよ、私に健康をくれ。 「メリークリスマス!」  なに? もう靴下に入ってると? 「メリークリスマス!」  ……靴下が健康になってるじゃないか。 「ふぉっふぉっふぉっ。メリークリスマス!」  もう、このキャラクターいらないよね。  次回までに別の主人公を雇っておきます。  
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