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つーか、今あなた何とおっしゃいました?
バイト?
「あの、バイトって…」
「Ah?小十郎に何も聞いてなかったのか?」
起きた瞬間あなたが来たからね!
おかげで名前すらまともに聞いてない!!
会話から何となくそれとなく理解したけど。
猫の人が政宗さん。
俺を助けてくれたのは小十郎さん。
この人はきっと狸の耳だ。
「おい小十郎。こいつに説明してやれ。」
どうでも良いけど俺様な人って苦手だなぁ。
「お前、………」
「飛鳥で良いですよ。」
「そうか。
飛鳥、お前は今日からうちの店で働いてもらう。」
以上だ。と言って小十郎さんは口を閉じた。
…なぜ働くことになったのか聞いたはずなんですけどもね?
答えが返ってこないという。
「そういうわけだ。
よろしく頼むぜ新入り。」
「はあ、で…何故俺は働くことになったんですかね?」
政宗さんの言葉をスルーして尋ねてみた。
すると小十郎さんに怪訝そうな顔をされた。
正直凄まれてるような気がして怖いです。
…詳しいことは聞くなと、そういう意味なんだろうか。
そしてたっぷり沈黙…政宗さんが騒いでいたので沈黙とは言えなかったけど…の後に小十郎さんは口を開いた。
「説明してなかったか?」
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