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なぜだろう…
なぜ、彼女がここにいる!?
現在尋貴は自宅のリビングで、とある女性とテーブルを挟んで向かい合っていた。
その女性は背筋をピンと張り緑茶をすすっている
それは遡ること約三十分程前
姫城家から帰宅途中の尋貴は、そこにいるはずのない人を発見した。
それが…俺の幼なじみと言うね…
そう、尋貴は偶然迷子になっていた幼なじみとばったり鉢合わせしてしまったのだ。
「今回はどのような理由でお越しになられたのでしょうか…?」
「うむ、それが実家を離れ、遠い土地で一人暮らしをしているヒロの様子を見てきてほしい、とヒロの母上から申しつかったのでな」
それじゃあ彼女の紹介をしよう、彼女は黒乃 剣(くろの つるぎ)
さっきも言ったが俺の幼なじみで武道家の娘
名前の通り得意武器は剣
常に上から目線
「何て事をしてくれたんだ母上様よ!?」
「喚くな、耳が痛いではないか」
「すみません」
どうすんだよ、現在十一時三十分だから今から帰れるわけないし
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