第7章 新たな一歩へ

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幸隆 『悪いが‥皆、 少し間を空けてくれぬか? 大事な話がある様じゃ、』 その幸隆の言葉に‥ 棟綱 『三人になどすれば、 幸隆!相手は仇敵ぞ、 殺されるやも知れんぞ!』 と幸隆を心配する声を 皆が挙げるが‥‥ 当の幸隆はーー 幸隆 『殺すならば、 もっと早よーに殺った筈じゃ、 此度の来訪、武田家の重鎮である 二人を寄越してのものじゃ、 大事な話なのであろう、 皆、しばし三人にしてくれ!』 そう言うと皆は、 不安な気持ちを持ちながら 退室して行った。 ただ‥ 甚平 権平 喜平の三人は 障子の外の縁側で待機すると 聞かなかったので、 待機させる事にしたのだった。 三人だけになった部屋で、 早速、幸隆は行動を起こした。
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