第7章 新たな一歩へ

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そして とうとうその日はやって来た。 『皆、準備は良いか』 普段は一同に集まる事が あまり無い真田一党が そこに居り、確認する様に 幸隆が問いかける。 『ははぁ!』 皆は揃う様に返事をするが 心なしか声が小さい。 『では、出立する! 手軽なもの以外は置いてゆけ』 そう言い放つと 勢いよく立ち上がり 屋敷を出る。 暗くなった夜に紛れて 一行は甲斐へ向け進みだした
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