第8章 別れと旅立ち

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幸隆 『時に晴信様、あ、いやお館様! 一つだけ質問をしても?』 晴信 『ん、何であろう??』 領地宛がい、居館など 生活的な話合いが終わった頃 幸隆は晴信に問いかけた 『某も今日よりは、 武田家が家臣。 粉骨砕身して働く所存 して、お館様が目指す処とは 何処か!?』 先程までニコニコしていた晴信は 表情をキリッとさせると大きく答えた 『百年続く乱世、 各地に大名か割拠し 幕府はおろか、朝廷さえも 日の本をまとめきれぬ。 我、目標は日の本の一統であるっ!!!』 幸隆はその言葉を聞くと ニコッと微笑むと 『我が大将に頼むには それくらいは目指してもらわねば。 風林火山を京に打ち立てる日が、、』 『うむ、その為には 非情なる手も取らねばならん。』
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