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奮闘を繰り広げた幸隆であったが
結果、武田方に敗戦を喫した。
幸隆は上野国に居を置く
関東管領 山内 上杉家に
身を寄せるべく上野国に、
向かった。
家臣団と別れの挨拶を済ませ。
『皆、儂は今一度 必ずや
この真田郷へと戻ってくる
それまで堪えてくれ…
必ずや‥必ずや戻る故‥』
幸隆は涙を流した。
家臣団も涙を流し別れを惜しんだ
『殿ォ…某は‥某は‥』
涙で言葉が出て来ない者
『拙者は殿を信じておりまする。
御体を気を付けて下され』
気遣いをする者。
様々に皆、別れを惜しみ
幸隆を送り出したのであった。
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