第3章 山内 上杉家

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奮闘を繰り広げた幸隆であったが 結果、武田方に敗戦を喫した。 幸隆は上野国に居を置く 関東管領 山内 上杉家に 身を寄せるべく上野国に、 向かった。 家臣団と別れの挨拶を済ませ。 『皆、儂は今一度 必ずや この真田郷へと戻ってくる それまで堪えてくれ… 必ずや‥必ずや戻る故‥』 幸隆は涙を流した。 家臣団も涙を流し別れを惜しんだ 『殿ォ…某は‥某は‥』 涙で言葉が出て来ない者 『拙者は殿を信じておりまする。 御体を気を付けて下され』 気遣いをする者。 様々に皆、別れを惜しみ 幸隆を送り出したのであった。
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