第3章 山内 上杉家

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時が過ぎ幸隆は家族と静かに、 上野で暮らしていた。 そんな中でも幸隆は、 情報収集を怠らない。 ササッ!ササッ! と人影がなびくと幸隆は 部屋の障子を開ける。 『何か掴んだか!?』 幸隆の質問に忍は 『此度は各地の大事だらけにて』 幸隆はドンッと縁側に腰を下ろし 『首尾良くいったか… いっぺんに報告されても困るで、 一つひとつ申してくれ』 忍から一つ、又ひとつと情報を、 もたらされ報告も終盤に、 差し掛かった頃… 忍の報告に幸隆は目を見開いた。
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