第3章 山内 上杉家

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幸隆 『な‥何と言うた…』 肝っ玉の座った幸隆ほどの武将 でも驚きを隠せなかった。 その報せの内容はこうである。 【武田 信虎 駿河へ追放。】 実行したのは武田 晴信その人である。 幸隆 『晴信殿が新たな当主に、 着かれたか…… これで二家の大名が世代交代 した事になる‥か。』 幸隆が驚いていたのは、 武田家の事だけでは無い。 相模の北条家でも当主が、 次代に移った事を聞いた後に、 続けての世代交代の報せである。 北条家では、 北条 早雲の子であり 伊勢より北条と名を改め 関東に北条の勢力を広げ 数々の功績を残し 相模の虎と謳われた 北条 氏綱が病により この世を去り、後を息子 北条 氏康が継いだ。 この二人の当主の誕生により、 甲信越 関東 東海道の、 勢力図が塗り替えられる事になる 甲斐の武田 相模の北条 この強豪二家の新当主の登場に、 より時代は新時代へ突入する。
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