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―甲斐 躑躅ヶ崎館―
『各々、よー集まってくれた。
これより儂が武田の当主である』
晴信は当主就任の儀を執り行った
これにより国内外に
正式に甲斐武田家当主として、
武田晴信の名は広まった。
晴信が早速 着手した事業は、
父 信虎も行った【信濃侵略】で
ある。
甲斐は周りを山々に囲まれ
石高は22万石ほどの山国
勢力を拡大し大大名と成らねば、
いずれ強大となった周辺の大名に
呑まれる事になってしまう。
晴信は家督相続と共に
領土拡大に熱を燃やした。
後に信濃大半を平らげた武田家に
支える形で旧領を回復するとは、
この時…
幸隆は知る由も無かった。
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