第3章 山内 上杉家

8/8

242人が本棚に入れています
本棚に追加
/135ページ
―甲斐 躑躅ヶ崎館― 『各々、よー集まってくれた。 これより儂が武田の当主である』 晴信は当主就任の儀を執り行った これにより国内外に 正式に甲斐武田家当主として、 武田晴信の名は広まった。 晴信が早速 着手した事業は、 父 信虎も行った【信濃侵略】で ある。 甲斐は周りを山々に囲まれ 石高は22万石ほどの山国 勢力を拡大し大大名と成らねば、 いずれ強大となった周辺の大名に 呑まれる事になってしまう。 晴信は家督相続と共に 領土拡大に熱を燃やした。 後に信濃大半を平らげた武田家に 支える形で旧領を回復するとは、 この時… 幸隆は知る由も無かった。
/135ページ

最初のコメントを投稿しよう!

242人が本棚に入れています
本棚に追加