第4章 相模の獅子

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幸隆が上野の地に留まり 五年の歳月が流れた…… この頃には長野 業正に伴い 城での談義などに参加する程に までなっていた。 上杉当主 憲政も幸隆の才気を、 認めていた。 そんな中… 関東公方 足利 晴氏は、 新興勢力 北条家の討伐を決心する。 北条家は以前にも増して 勢力拡大を計り、 関東の地に一大勢力を築こうと、 破竹の勢いであった。 関東公方の直臣とも言える 扇谷 上杉 山内 上杉 両氏は関東管領の地位をめぐり 何度と無く対立し犬猿の中とまで 言われるが関東公方 晴氏を、 旗頭に共に敵とする北条討伐の為 手を取り和睦がなされた。
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