第4章 相模の獅子

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『儂の胸の内は、 とおーに決まっておる。』 氏康はそう言い、地図上の河越城 を指し言葉を続けた。 『綱成は良く頑張っておる! 中々のタマよ、それに 援軍要請は幾度無く、 訪れておる。 そろそろ儂も皆に令を下す!』 今から伝えられる 号令に皆は氏康の方を見 次の言葉を待つ。 氏康は再び立ち上がった。 氏康 『今宵!! 撃って出る!! 相模の兵を至急あつめよー 儂は河越へ出向き 奴等を叩きに行く! 戦じゃ!戦じゃー! 皆、早々 戦支度をせい』 その号令に、 家臣団の一部は呆気にとられた。
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