第4章 相模の獅子

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― 長野軍 陣営 ― 業正 『おぉ、幸隆殿!如何した?』 幸隆は一礼を済まし陣幕の中を 進んで言葉を返した。 幸隆 『夜分に御免つかまつる。業正様、北条氏康に動きが、 有った模様で…。』 幸隆が言葉を発した後 長野の家臣たちが声を上げる。 家臣 『なに!?幸隆殿、それは 真か!?』 家臣2 『何の策あって我等、 連合軍相手に進撃を…』 家臣3 『籠城策を取らねば、 勝機は無いであろうに… 氏康自らの出撃‥ つまりは動かせる全兵を率いての 出撃か?それとも単なる挑発か?』 長野家臣団が思い思いに、 言葉を出す。 業正はそれをジッと聞き終えると 口を開き話し出す。
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