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上野国最強と謳われる長野隊は、
北条の風魔を筆頭とする
追撃隊と混戦中..
幸隆は何とか北条の追手を
退きのかせたばかりであった。
甚平
『殿~ッ!あッ…あれをーー!』
幸隆の横で甚平が、
小高い丘を指さし叫んだ。
幸隆
『…武田か‥
ふぅ~ 勘弁してもらいたいものじゃて、しかし‥ながら相手も
そう易々と通してはくれぬ様だの』
幸隆はため息を一つつくと
号令をかける。
幸隆
『あれに見えるは、
北条が援兵として参った
甲斐‥武田の軍の一部じゃ。
俺たちの退路を邪魔する輩じゃー
皆、此処が正念場じゃーッ
今一度.武田に目にもの見せて
やろうでは無いか‥!!』
その言葉に兵等は大きく
雄叫びを挙げた!!
オオオォォーーーッ!!
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