第4章 相模の獅子

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上野国最強と謳われる長野隊は、 北条の風魔を筆頭とする 追撃隊と混戦中.. 幸隆は何とか北条の追手を 退きのかせたばかりであった。 甚平 『殿~ッ!あッ…あれをーー!』 幸隆の横で甚平が、 小高い丘を指さし叫んだ。 幸隆 『…武田か‥ ふぅ~ 勘弁してもらいたいものじゃて、しかし‥ながら相手も そう易々と通してはくれぬ様だの』 幸隆はため息を一つつくと 号令をかける。 幸隆 『あれに見えるは、 北条が援兵として参った 甲斐‥武田の軍の一部じゃ。 俺たちの退路を邪魔する輩じゃー 皆、此処が正念場じゃーッ 今一度.武田に目にもの見せて やろうでは無いか‥!!』 その言葉に兵等は大きく 雄叫びを挙げた!! オオオォォーーーッ!!
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