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自邸に戻った幸隆たちを、
幸隆の妻 お志賀が迎え得る
お志賀
『あら~、
旦那様、遅かったですね、
あッ!!権平ッ!
あなた無事だったのね、』
清楚で綺麗で端麗な笑顔を
垣間見せ迎えの言葉を言う。
幸隆
『おう!少しばかし
談義が長引いてな、』
権平
『お方様!ご心配を、
おかけし申し訳ありませぬ!
ですが、拙者…この通り』
と、言うとピンピンしている、
体を動かした。
お志賀はそれを見て
口に手をあて笑だして
お志賀
『本にあなたは剛の者ね、
でも、その体丈夫に任せて
無茶をしてはいけませんよ!』
その言葉に権平は、
頭を深く下げて
『肝に命じおきます!
されど我が主 弾正の為ならば
命捨て様と悔いはござらん!』
そう言うとお志賀も
笑みを浮かべ
『うちの旦那を頼みますよ、』
と笑顔を向けた。
そうしていると‥‥
『父上~!!帰って来たのか~?』
と幸隆の長男 源太が玄関まで出てきた
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