第6章 各々の動向

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自邸の中に入ると、 幸隆は皆に一旦‥ 休憩を与えてから、 広間へ収集をかけた。 真田弾正幸隆 海野甚平 中野喜平 長野甚平 は、北信濃~関東の地図を囲み 策を探るべく軍議的なものを 催しし始めた。 幸隆 『頼みの綱の管領様が、 あのままではのー、 俺は‥真田の地に残る者の為 一刻も早よーに、 領地へ戻らねばならんに』 めずらしく握りこぶしを作り 焦る様に第一声を幸隆が口に出す 途中から遅れて来た 真田一党も部屋に 入って来た。 棟綱 『幸隆!遅れてすまん!』 そう言うのは 幸隆の一族である 海野棟綱である。 この棟綱は幸隆の母方の一族で 幸隆が自領を追われた 海野平合戦で共に戦った者である 幸隆は関東遠征の前から 幸隆に縁あり各地に居る 真田一統を収集していた。 そして今… 真田一統は幸隆の元へ 集結するのである。
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