第6章 各々の動向

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政秀 『信秀様、そのお言葉を 裏切らぬ様、この政秀! 若君の精進に尽力致します』 吉法師 『おー権六! 久方ぶりだなー!! 健勝にしておったか?』 勝家 『あっ、はぁ! 若君も益々、活発になられたな!』 信秀 『で、吉法師よ‥ 何か用があって来たのか?』 布で汗を拭いながら 質問をする。 吉法師 『いや、特に用は無い! 北条の話を聞きに来たくらいじゃ!』 この頃から好奇心旺盛だった 吉法師(後の信長)は、 一年後に元服を上げ 父 信秀の元 初陣を果たす。 北条氏康からの文に 書いてあった詳細を 吉法師に詳しく教えた 吉法師 『ほー、一瞬にして 十倍の敵を蹴散らした策は、 油断を誘いての決死の奇襲か‥』 信秀 『うむ、まずは武蔵 南上野を 平定した後、今川に目を向け 儂が進軍した際は相模から 牽制をかける、と言うてきておる』 吉法師 『ふーん、奇襲か‥ 寡兵で大敵を撃つには 油断 奇襲‥‥』 子供ながらに なにかを考える素振りをしている 後年‥ この二つのワードを元に 絶対不利の状況下で 大敵を打ち破る事となる。
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