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政秀
『信秀様、そのお言葉を
裏切らぬ様、この政秀!
若君の精進に尽力致します』
吉法師
『おー権六!
久方ぶりだなー!!
健勝にしておったか?』
勝家
『あっ、はぁ!
若君も益々、活発になられたな!』
信秀
『で、吉法師よ‥
何か用があって来たのか?』
布で汗を拭いながら
質問をする。
吉法師
『いや、特に用は無い!
北条の話を聞きに来たくらいじゃ!』
この頃から好奇心旺盛だった
吉法師(後の信長)は、
一年後に元服を上げ
父 信秀の元 初陣を果たす。
北条氏康からの文に
書いてあった詳細を
吉法師に詳しく教えた
吉法師
『ほー、一瞬にして
十倍の敵を蹴散らした策は、
油断を誘いての決死の奇襲か‥』
信秀
『うむ、まずは武蔵 南上野を
平定した後、今川に目を向け
儂が進軍した際は相模から
牽制をかける、と言うてきておる』
吉法師
『ふーん、奇襲か‥
寡兵で大敵を撃つには
油断 奇襲‥‥』
子供ながらに
なにかを考える素振りをしている
後年‥
この二つのワードを元に
絶対不利の状況下で
大敵を打ち破る事となる。
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