第6章 各々の動向

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そしてーーー 此処は甲斐国 ー躑躅ヶ崎館ー 武田家では、 ある問題が発生していた。 晴信 『そないに旧信濃豪族領は、 治めるのが難しいのか?』 この頃、 海野氏 滋野氏 望月氏 そして旧真田の領地… を始めとする信濃佐久周辺の 地域から度々、一揆などの 反発が頻繁に起こっていた。 『さぞ善政を敷いておったのか 特に旧真田領は、今だ完全に 我等に従う者は少なく…』 家臣からの報告が相次いで 成されていた。 晴信 『うむー、真田…か! おい、勘助っ! 誰ぞ信濃に適任する者は おらんか??』 何故か笑みを浮かべた 表情で山本勘助に聞いた。 勘助は一度、平伏し挨拶すると 勘助 『はっ!しからば… 信濃をよく知りて… 民や武士団を納得させれ… 尚且つ‥文武両道の者を 一名…一名だけ知っておりまする』 そう返答すると… 家臣団から声が上がる。
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