何も怖くない

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緑Side 「おーくら、別れよ」 少し潤んだ瞳で俺を見上げながら、そう呟いた やすが何を言っているのかがわからない 潤んでいるが冷え切った瞳から放たれた言葉は 俺の世界を真っ黒にさせた 「はっ、何言ってるん?冗談きついわー。」 「冗談じゃないよおーくら、終わりにしよう」 冗談混じりに言った俺の言葉はやすの一言に掻き消された
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