2人が本棚に入れています
本棚に追加
3日後…俺たちは引っ越し先に向かっている。
ずっと気になるのはルームシェアの人だ。どんな人なのか、全くわからねぇ。
じいさんに聞いてもいい奴等だというし…。
つーか、なんで俺…このじいさんとキャッキャッとはしゃいでる真白と一緒に来たんだろう…
確かにちょっと…気に入った環境だったけど…。このまま世話になるのは…どうなんだ?
このじいさんの素性も知らねぇし、ヤバイ方の奴だったら…?
ふっ…何を考えてんだ…。それでもいいじゃん。俺には居場所がないんだから…。
「着いたぁぁぁっ!!」
「ナオ……今日からここがお前の家だ!」
「はっ?こ…この…でっ…でっけぇ…家…?」
俺は驚いた。
広い家とは聞いていたが……ホントにでかくて広い屋敷だ…。
入口には門構えがしっかりしていて、庭も広くて…
こういうのが豪邸なのか?
「ナオ兄ちゃんっ!!置いてくよ~!!」
真白はこの屋敷にも動じる事なく、門を開け、玄関まで走って行った。
.
最初のコメントを投稿しよう!