ルームシェア

3/7
前へ
/39ページ
次へ
「じいさん…あんた何者?」 「何者ってなんだよ?北野だよ!!」 「ちげーよっ!!こんな屋敷持ってんなら、なんかの社長とかあんだろ?」 「ふん。つまらない発想だな。まだまだ青い。」 はぁぁぁ? なんだよっ!!バカにしてっ!! 俺が驚いてるのも楽しそうだし…。全くわかんねぇじいさんだ。 ピンポーンー 真白が精一杯背伸びをしてチャイムを押した。 『はい…』 「真白だよっ!!あーけーてっ!!」 『クスッ。はーい。』 なんだ…真白は来たことあるのか…。あぁ…じいさんが貸してんだもんな。 ガチャー 「梓ママァっ!!」 「いらっしゃい、真白ちゃん!」 ドアが開いたと同時に真白が中から出てきた女性に飛び付いた。 真白はこの女性になついている様子…。真白は誰にでもなつくんだな。 「あっ北野さん…ご無沙汰しています。」 「変わりはないか?」 「ええ。とりあえず、中へ。彼のことも聞きたいし。」 真白を抱き抱えた女性とじいさんがあいさつを終えると、リビングへと案内してくれた。 .
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加