ルームシェア

4/7
前へ
/39ページ
次へ
リビングはお金持ちが住むようなキラキラしていて、暖炉とか動物の剥製とかあるのかと思ったら…。 普通の庶民的なリビングだった……。 外と中のギャップありすぎじゃないか? 「どうぞ。コーヒー飲めるかしら?」 「あ…はい…ども…」 「ありがとうでしょっ!!」 また真白がほっぺたを膨らませている。俺がありがとう…って、言わないといつもこうだ。 「ありがとう…ございます。」 「クスクスッ。どういたしまして。 北野さんにもコーヒーと真白ちゃんはオレンジジュースどうぞ。」 「ありがとうっ!!」 真白は満面の笑みでお礼を言い、じいさんも礼を言った。それから他愛ない話をしていたが、女の人が俺に話しかけてきた。 「名前…聞いてもいいかな?私は梓。32歳…ここでは最年長かな。」 「上矢ナオ…17歳です。」 「ナオ君か、よろしくね♪」 俺は軽く頭を下げると、じいさんが立ち上がり、出かける用意をしていた。 .
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加