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リビングはお金持ちが住むようなキラキラしていて、暖炉とか動物の剥製とかあるのかと思ったら…。
普通の庶民的なリビングだった……。
外と中のギャップありすぎじゃないか?
「どうぞ。コーヒー飲めるかしら?」
「あ…はい…ども…」
「ありがとうでしょっ!!」
また真白がほっぺたを膨らませている。俺がありがとう…って、言わないといつもこうだ。
「ありがとう…ございます。」
「クスクスッ。どういたしまして。
北野さんにもコーヒーと真白ちゃんはオレンジジュースどうぞ。」
「ありがとうっ!!」
真白は満面の笑みでお礼を言い、じいさんも礼を言った。それから他愛ない話をしていたが、女の人が俺に話しかけてきた。
「名前…聞いてもいいかな?私は梓。32歳…ここでは最年長かな。」
「上矢ナオ…17歳です。」
「ナオ君か、よろしくね♪」
俺は軽く頭を下げると、じいさんが立ち上がり、出かける用意をしていた。
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