館の住人

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コンコンー 『ナオ君?起きてる?』 梓さん…。 寝てねぇよ…。じいさんのこと考えてたんだから…。さっぱりわからねぇ…。 …って、なんの用かな? ガチャー 「何か?」 「あぁ、ここに住んでいる人を紹介したいの。一緒にリビングに来てくれる?」 俺は頷いて、微笑む梓さんとともにリビングに向かった。 ここに住んでるのは梓さんだけじゃなかったんだ…。こんなに広いんだもんだ…。 リビングに着くとそこには3人いた。じっと俺を見ている。 「へぇ…。想像通りの人だ。」 「クスッ。ホントだ。北野じいもよく見つけてくるよね。」 何言ってんだ…。こいつら…。俺のことバカにしてるのか? 「気にしないで。私たち、ナオ君と同じだから…。」 同じだから…? なんのことだよ? .
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