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「あの…いつも食事は梓さんが?」
「ううん、皆バラバラ。基本的には自分のことは自分達でやるから。
でも凛とは一緒に作って食べるけど…あと、リクエストがあれば作るかな?」
梓さんは洗い物をしながら答えてくれた。
俺、ご飯作れない…。皆…料理できるんだ…。
「クスッ。ナオ君の食事も私が作る?」
「え?あっありがとうございます。」
見抜かれた?俺が戸惑っていたのを…恥ずかしい……。
梓さんはクスクス笑いながら、ちゃんと手伝ってねと言ったから、はいって言うしかなかった…。
そのあとも他愛ない話をしていると陽菜がリビングに来て、俺は驚いた。何故なら陽菜が着ていた制服は超有名な名門女子進学校のものだったから…。
こいつ…頭いいんだ。
でも、昨日と雰囲気違う気が…。
「おはよ。陽菜、朝ごはん食べる?」
「いらない…。行ってきます。」
そっけない…。しかも無表情だった。昨日はあんなにゲラゲラ笑ってたのに…。
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