秘密

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「ナオと凛は今日の晩ごはん何食べたい?思い付かないのよ…。」 「あぁ…えーと…。」 朝ごはんを食べながら、横に座る凛と顔を見合わせるが…食べたいメニューが出てこない…。 だって、朝だし…。 「あぁ、もぅ行かなきゃっ!!後でメールしてっ!!じゃあ、行ってきますっ!!」 「…行ってらっしゃーい…。」 梓さんはいつも朝からご飯のメニュー考えているのかな…。 メールといえば、ここに入ってすぐにじいさんがケータイ電話をくれた。 何かあった時ようにってくれた。じいさんをはじめ、既に皆のケー番とメアドが入っていた。 聞いても教えてくれなかっただろうし…(特に琢磨…。)はじめから入っていてよかった…。 「晩ごはんか…。凛は何がいい?」 「…。(ニコニコ。)」 「食べたいのある?」 「…。(ニコニコ。)」 「…。カレーってメールしとくね…。」 「…。(ペコリ。ニコニコ。)」 今日の晩ごはんはカレーです…。 凛とのコミュニケーションは難しい…。 .
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