第一章 会議

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と言う朝倉の言葉に佐藤は何か思いついたような顔をすると 「分かりましたよ!その三人とその元アイドルを組ませるんですね。それは二年生にも三年生にも刺激になって良さそうだ。」 朝倉はクスクスと笑い、 「ふふっ、違いますよ。あの子とその三人は組ませません。―――というより、きっと組もうとしませんよ。」 「なんでですか!? 」 と佐藤は驚きの顔をして言う。 「だって大会での入賞経験のある彼女たちが、突然やって来た推薦枠の彼女と組むなんて私には到底思えませんし、むしろ敵対すると思います。ですが、彼女は一年生にはもちろん、二年生にも三年生にも違う意味で良い刺激を与えると私は考えてますよ。」 と朝倉は微笑みながら言う。 「そういうもんですかね…。」 「そういうもんです。」
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