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『ベッドの下に隠れて様子を見よう。』
あなたは、素早くベッドの下に隠れてアイツが去るのをじっと待つことにした。
カツン…カツン…。
ガギッガガガッ!
どうやらアイツは、部屋を一つ一つこじ開け、何かを探しているようだ。
あなたのいる部屋は、6部屋のうちの一番奥の部屋。
『このまま途中であきらめて立ち去ってくれ。』
あなたは祈った。
カツン…カツン…。
ガギッガガガッ!
アイツは、そんなあなたの祈りも届いてないのか、次々に部屋をこじ開けていく。
カツン…カツン…。
ガギッガガガッ!
音は、次第に大きくなる。
『来ないでくれ…!!』
カツン。
『来た…!』
あなたの部屋の番だ。
ガギッガガガッ!!
あなたの祈りもむなしく、ついにアイツはあなたの隠れている部屋に立ち入った。
カツン…カツン…。
歩いている足だけが見える。
もし、見つかったら…。
あなたは、全身に冷や汗をかきながら、じっと息を飲む。
カツン。
そしてアイツは、あなたの隠れているベッドの前に立った。
A 立ち去ることを信じてじっと待とう。(8ページへ)
B もうだめだ!一か八か飛び出してダッシュで逃げよう。(10ページへ)
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